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Our Professional先輩インタビュー

Interview. 2

日本No.2溶接アスリートへの道

製缶・溶接グループ
小野 毅
2008年 入社

小野 毅

目指すのは日本一。
技術競技会は、楽しみでもある。

一人前になりたいという気持ちがずっとあって、(溶接技術競技会で日本No.2になった今でも)まだ目標とする人のレベルに達していないと思っています。競技会の時に考えるのは日本一になることだけですね。負けるのは嫌です(笑)。でも、宮崎県は他より地区予選が厳しいんです。全国大会には大手が名を連ねていますが、延岡だけで日本一が2人もいます。負けていられません。自分にとって仕事と競技会は別。以前は趣味は溶接だと答えていたほど好きで、競技会は楽しみのひとつです。昔はガムシャラに練習すればいいと思ってましたけど、それだけじゃ巧くならないのも分かった。良い作品を研究したり、情報交換するのも大事です。ゴールは見えないですね、もし日本一になっても、競技会には出続けている気がします。

小野 毅

はじめて名人の溶接を見た時、
素人ながらきれいだと思ったんです。

高校時代は商業科で、全然違う畑からこの道に入りました。初めて溶接に興味を持ったのは、前の会社に入社したばかりの頃、名人の溶接を見た時。すごく巧いんです。素人の俺が見ても「きれいだな」と思いました。ああなりたいと思って溶接を始めたけど、最初は溶接面が融合しなかったり、穴が開いたり、全然出来ないから面白くないんです。先輩達に教えてもらいながら覚えてきました。きれいに仕上げるだけではなく、溶接部分には強度が必要。だから若い頃は、よく「見えないところほどうまくやれ」と言われました。
でも、「製缶」の仕事は溶接だけじゃないですよ。材料の削りや曲げも含め、作り上げる過程が面白い。毎日同じものを作るわけではないし、上手くいった時でももっと良い方法があると思うから、興味が尽きないです。

小野 毅

笑いながら仕事できる仲のいい職場。IKEGAMIならではの雰囲気です。

IKEGAMIに入社したのは、製缶溶接の仕事をもっと追求したいと思ったからでした。そこで、延岡で昔から溶接に定評のあるIKEGAMIに転職。社内に同級生がいたことも大きかったです。
IKEGAMIの社員はみんな仲が良くて、仕事中もよく笑ったりしながら楽しくやっています。競技会が近くなると疲れてナーバスになっていることもあるんですけど、周りは「気にすんな、任せちょけ」って気遣ってくれるような仲間です。こういう雰囲気は、IKEGAMIならではだと思います。
だんだん、お客様から「IKEGAMIの溶接は信頼できる、まちがいない!!」と言っていただけるようになりました。そういうことを含めて、今後はもっと頼られる存在、この人がいないと…と思われるような存在になっていきたいですね。

小野 毅小野 毅

Message

溶接がなかったら、こんなに便利な世の中になっていない。
誇りを持って学んでください。

溶接っちゅうのは、建築でも自動車でも、ものづくりの中心的役割だと思っています。もし溶接という技術がなかったら、こんな便利な世の中にはなってない。価値のある技術を身につけることに、ぜひ誇りを持ってほしいですね。やる気がある人には、いくらでも技術を教えたいと思っています。