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若きクラフトマンの今と未来

2019年入社の南波は、2021年入社の上杉の3年先輩。
ともに工事・配管グループに所属し、未経験から技能士への道を歩んでいる。
2人が見ているIKEGAMIの風景とは?そして、入社から3年で見える風景は変わるのだろうか?

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工事・配管グループ南波 竜辰2019年 入社(写真右)

高校時代、先生の薦めでガス溶接の資格を取り、初めて溶接の面白さに気づいたという南波。幼い頃から知っていた社員・長友に「溶接の仕事がしたい」と話したことがきっかけで入社に至る。現場でも臆することなく意見を出す度胸には上長からの評価が高く、現在、若手筆頭として成長中。

工事・配管グループ上杉 晃士2021年 入社(写真左)

商業高校出身。「求人票を見て自分に合いそうだと感じ、工場見学に来た時に面白い人がいっぱいいるなぁと思った」と、入社理由を振り返る。工業は未経験だったにもかかわらずこの道を選んだのは、ものづくりの仕事をしていた父親の影響もあるとか。現在は、仕事と訓練校を両立させ、仕上げ技能士を目指して勉強中。

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“はじめて現場に入った時は、
さすがに緊張感がありました”

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はじめての仕事

南波入社して8ケ月、実際仕事をしてみてどんな感じ?

上杉大変でもあるし、面白くもあります。まだ配属されたばっかりで手伝いくらいしかできないですけど、それでも与えられた役割をこなせた時には良かったなと思います。

南波研修期間中も、大規模メンテナンスの時は1ヶ月くらい現場入ってたよね?

上杉はい。はじめて入った時は、さすがに緊張感がありましたね。工場のスケールは大きいし、機械も見たことないものばっかりで。外での作業が多くて、工場の中でものをつくる仕事とはフィールドが全然違うんだなと思いました。最初はどこから何をすればいいか…何かを持って来てって言われても、道具の名前が分からなかったです。

南波わかる。俺も高校が工業じゃなかったから、最初は何を言われてるか分からなかったし、工業系出身の同期が要領よく仕事をしてるのを見て焦ったりもした。でも、上杉君もこれから場数をこなせば、もっと分かるようになっていくと思う。

上杉南波さんはどうやって仕事を覚えたんですか?

南波先輩にガムシャラについていってたのと、あと先輩に言われて、機械を分解する流れとか部位の名前とか、教わったことをメモするようにしてた。図面がない時は機械の絵を書いて、人が見ても分かるようにしておけって言われてて、次の整備の前にはそれを見て予習したり。俺は一番下で教えてもらえる期間も長かったから、その分数多く経験できたのもラッキーだったかも。3年目になって、今は図面を見ながら整備できるものができてきた。

上杉まずは場数を踏むしかないですね。わからなくても挑戦して少しずつでも覚えていかないと。

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“仕事の重要性を感じるようになって
資格取得への意気込みも変わった”

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資格取得と仕事の両立

南波訓練校で時々一緒になるけど、仕事との両立は大丈夫?

上杉できてるかできてないかは、五分五分です(笑)。仕事が終わってから通うの、大変は大変ですけど、資格をとりたいから…。

南波俺も3年行ってるけど、今でも仕事が終わったらそのまま帰りたいっていうのが正直な気持ち。俺の場合、1年目は“行かされてる”感じだった。「入社したら仕上げの学校に行ってもらう」って専務に言われて「仕上げって何?」って思ったし、勉強も習ってきたことと全く違って分からないことだらけ。

上杉(うなづく)でも、3年目も通うのは会社でも初めてだって聞きました。

南波2年目の試験が近づいてきた頃から仕事の意味も分かり出してきて、本気で「仕上げ技能士」の資格を取りたいと思うようになった。今は「1級」を目指して勉強を続けてる。職種の重要性ややりがいを感じるようになったから、その分意気込みも変わってきた。忙しい時期もあるけど…その時は気合で乗り切る、しかないよね。

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“簡単に身につくものじゃない
ところが、かっこいいと思ってる”

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仕上げ技能士のかっこよさ

上杉俺も配属が決まって、先輩を見てから、仕上げ技能士ってかっこいいなって思うようになりました。技術もすごいし、安全面とかお客様のルールも熟知してるし。普通じゃ取り扱えないものを調整していくのはすごいなと思います。

南波うんうん。仕上げ技能士って、分解整備した後部品を全部元の位置に戻すために、分解する時にコンマ何ミリという細かいレベルで測定して、細かいところまで作業を完璧にしなくちゃならない。ひと口に「ポンプ」と言っても20~30kgのものから100kg以上の大物まであるし、単純なものも細かい部品の多いものも色々ある。もちろんポンプだけじゃないので、どんな機械も扱えるようになるには長年かかると思うけど、俺は、簡単に身につく仕事じゃないってところが魅力だと思ってる。誰でもできる仕事じゃないってところがかっこいいよね。俺には尊敬してる先輩がいるんだけど、そこまで行くには終りが見えない(笑)

上杉それに池上の先輩たちは人に対する思いやりもすごいなと思います。就職を決めた理由も、一番は人の良さでした。みんながみんな優しいですし、教え方も丁寧でわかりやすいです。

南波いかに仕事を楽しくできるか考えてくれて、話題を作ってくれる人もいるよね。20歳以上も上の人とも和気あいあいと楽しく仕事できる。

上杉ですね。昼ごはんを食べながら先輩と一緒に「モンスターストライク」やってたりもします(笑)

南波就職って悩むと思うけど、俺は、好きなことなら思い切ってやったらいいと思う。やりたいことを重視した方が続くし、継続して頑張れば給与だって上がる。今は工業の勉強をしてないとしても、池上には高い技術を持った人がいる。トップレベルの人に教えてもらえるから、技術を向上させる意味でもこの会社はいい環境だと思ってるんだよね。

“たとえ専門が工業じゃなくても、
好きだと思うなら
やってみたほうがいい。”

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