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Our Professional先輩インタビュー

Interview. 5

5mの設備の1/100mmを診る仕上げ士のネタ帳

工事・配管グループ
松田 慎也
2016年 入社

松田 慎也

意見を柔軟に受け入れて、
先輩達と一緒に改善していける環境。

転職で入社して、今はお客様のプラントのメンテナンスをする部門にいます。IKEGAMIは、入社間もない自分の提案も柔軟に取り入れてくれる会社でした。最初のうちは、こうしたいと思うことがあっても、新入りだから口出しするのを遠慮していたんです。でも、チームの課題と共通する部分もあり、前職の経験や自分が知っていることが活かせるのであればと思って、日誌などを通して上司に伝えるようにしました。例えば、より正確な調整ができるよう、設備をバラす前の計測を今まで以上に細かくすることだったり、金属の割れを防ぐために締付けトルクの規定値を設けるといったようなことです。先輩と意見交換しながら、作業の補助的なツールを自分たちで作ったこともあります。受け入れてもらえるのは嬉しかったですね。

松田 慎也

メンテナンスは、
バラす前より良い製品にする仕事。

メンテナンスは、バラして元に戻すだけではなく、「バラす前より良い製品にする」仕事だと思います。自分たちが修繕することによってメンテナンスのスパンを延ばすとか、性能を改善するとか、音を静かにするということ。例えば、高さ5mの大きな攪拌機をメンテナンスする時でも、1/100mm単位で計測して解体します。吐出圧が足りないという課題があったとして、0.3mmのパッキンで性能が出ていないならコンマ1ミリ単位で隙間を調整します。攪拌する羽に歪みが出てる場合は、一枚ごとに角度をつけたり位置を変えたりしてバランスをとります。工具が入らない場所を上から覗いて微調整したりして、良い位置に持っていけた時は、次にも良い状態が保てるよう位置決めピンをつけることにしました。次回の作業の効率化にもつながります。

松田 慎也

気づいたことはメモしておいて、
改善策を考える。

お客様の課題をどうしたら解決できるか、どうすればもっと良くなるかを考えるのも好きというか…より良くすることにやりがいを感じます。
考えるときには作業中のメモが役に立っています。計測した寸法や作業中に気づいたことをノートに書いているんです。もともとは新人の頃に、工具の名前を覚えるために始めたもので、当時は道具の絵と何に使うかを書いていました。今は、機械的に押さえておいた方がいいところとか、あった方がいいと思った治具の構想とかを書くことが多い。同じ機械でも型式や個体によって差があるので、すべて記録してあります。
他に大事にしているのは…道具ですかね。汚れたらきれいにする、乱暴に扱わないということは若手にも言ってます。道具がないと仕事できませんから。

松田 慎也松田 慎也

Message

みんなあったかくて良い人。
安心して入社してください。

IKEGAMIの社員はみんな優しくてあったかいです。声を荒らげることもないし、休憩時間も楽しい。新人で言われたことをこなすだけのうちは分からなかったけれど、自分で考えて、頼られるようになってやりがいを感じるようになりました。自分は、今の仕事が好きです。